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RECRUIT採用情報

毎日、働きながら日本の
ものづくりと日本的経営の
素晴らしさを学んでいます。
感謝の気持ちでいっぱいです。

生産技術部 品質保証課 
W.F.さん

#新卒採用 #中国出身
【出身大学】天津外国語大学 → 北陸大学留学生別科交換留学
【キャリア】小松電業所 生産技術部品質保証課

INTERVIEW 11社員インタビュー

小松電業所に入社したきっかけを教えてください。 まるちゃんとものづくりの国、日本。ずっと憧れでした。

日本語は河北省保定市の大学で学びました。中国の四年制大学には専門科目として日本語学科が置かれており、通訳や翻訳レベルの語学力を習得できます。さらに日本語言語学を研究するため天津の大学院に進み、2年目は北陸大学の留学生別科で日本語を勉強しました。私は子供の頃から日本のアニメが好きで、「ちびまる子ちゃん」の大ファンでした。まる子の親友、たまちゃんに似ているって言われたこともありますよ(笑)。 中国では就職活動は大学四年生下期、早くても上期から始めます。日本でも同じだと思っていたので、私の就活スタートは冬でした。厳しい現実に打ちひしがれながら、駆け込んだ就職支援相談室のボードに貼ってあった「小松電業所」の求人票をいまでもはっきりと覚えています。もともと日本のものづくりに興味がありましたので、すぐDENGYOを訪ねました。人事の方から工場には中国人が正社員・技能実習生合わせて10名近く働いていると聞き安心しました。その後、数回の面接を経て内定をいただいたのです。

仕事内容を教えてください。 中国工場と本社工場とを結び「品質を守る」という仕事です。

入社から、中国工場と一部の国内協力企業の不具合対応と監査を担当しています。 不具合対応では、中国製品に不具合が見つかった場合、要因をこれまでのデータと経験値から分析し、中国工場に報告して改善に活かしてもらうのが私の役目です。不具合は、機械設備の不調や人的ミスなどの要因で必ず発生します。実際に毎日少なくとも1件以上見つかりますし、その内容も異なります。 また、入社2年目の時に客先対応も任されました。現在は中国工場に加えて、国内メーカーさん2社を担当しています。

仕事で大変だったことや苦労したことはありましたか 未然に不具合を防ぐという「品質管理」の奥深さ。

はじめは多くの専門用語や、現場の方の技術的な会話を理解するのに時間がかかりました。都度メモを取って調べたり、周りの人に聞いたりして覚えていきました。 次にどのように改善すべきか?という課題にぶつかりました。とくに不具合が製品の錆(さび)やキズの場合、工程のどこで発生してもおかしくないため、どのように改善するかが悩ましいのです。このような不明瞭な不具合も、工程ごとに細かく分析して要因を特定し、再発を防ぐことが求められます。

一番大切なこと。心ひとつに、同じ方向を向いて働くこと。

品質保証課の仕事では、ものの良し悪しを判断することが多いです。苦労して作った製品が不良品だと言われるのは、製造の方たちにとって決して嬉しいことではありません。また、品質を良くするために、品質保証課はあくまでも改善案を提案することしかできません。実際に改善案を製造工程に織り込むのは製造部門です。自分の意見を相手に納得してもらうように話し方を工夫しなければなりません。これはなんでもストレートに話しがちな私にとって一番難しかったところです。 今は相手の気持ちになって、言いたい事をまず自分の頭の中を整理してから、相手に要領よく手短に説明できるよう心がけています。

小松電業所の魅力について教えてください DENGYO VALUE(私たちの4つの価値)を
とても気に入っています。

小松電業所の良さと言われて、最初に思い浮かぶのは“一緒に働く社員が優しい”ということです。入社当初は、ビジネスメールでの日本語特有の敬語や言い回しに苦労しました。とくに「私は」と「私が」などの助詞の使い分けが難しいのです。中国ではビジネスメールをやり取りする慣習はありません。電話やWe chat(中国版LINE)で簡単に済ますのです。困っている私を見て、総務課のある主任の方が毎週、ビジネスメールの“個人レッスン”を1年以上も続けてくださいました。 小松電業所では、周りの上司や同僚の方も私が困っていたら、すぐサポートしてくれます。最初は「なぜ皆、こんなに親切なんだろう?」と少し不思議に思いました。けれどある日、社員の方が優しいのはもともとの社風であり、DENGYO VALUE(私たちの4つの価値)が浸透しているからだと気づきました。4つの価値のなかでも、“チームワークの基”として意味づけられている「思いやり」が私は一番好きです。その行動規範は、1.感謝の心を持つ、2.他者の支援する、3.協力して働く。DENGYOではこれが自然に出来ているのがとても素敵だと思います。自分はまだまだ未熟者ですが、これから後輩が出来て教える立場になったとき、上司のような気遣いのできる人になりたいです。 そして最近、気づいたことがもう一つあります。日本のものづくりの品質の高さは技術力だけではなく、この思いやりと優しさからも生まれているということです。DENGYOでは「後工程はお客様」という言葉をよく聞きます。「次の工程の人が困らないように」、「次の工程の人が作業し易いように」と。中国のものづくり産業が日本に学ぶことはとても多いと感じています。

これからの目標を教えてください いろいろチャレンジして、キャリアの幅を広げたい。

設備関係にも最近、興味を持ち始めています。先日、設備班の方がスポット溶接機を直す様がカッコイイなと思ったら、やってみたくなりました。工場内設備やいろいろな機械が壊れても、修理できるような知識と技術を身に付けたいです。 また、生産技術部の方の仕事ぶりを見て、いつか私もあんな風に治具やパレットの設計もしてみたいと夢を抱いています。きっと出来ます。DENGYOはやる気さえあれば、皆がサポートしてくれる会社だから。 私はご縁あって小松電業所に入社し、このようにたくさんの方々に支えられ、心一つに働くことの喜びを知りました。いつかこのご恩を中国で返せたらとも思います。 挺感激的(tǐng gǎnjī de)。