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RECRUIT採用情報

国語の先生になるはずだった私が
いま、組立ラインの司令塔!?
チャレンジすれば、
変わることができる。
チェンジできれば、
それはきっと「成長」。

管理部 生産企画課 工程管理グループ 主任 
S.A.さん

#新卒採用 #生産管理 #石川出身
【出身大学】富山大学 人間発達学部発達教育学科 卒
【キャリア】小松電業所入社 管理部営業課 配属(4年)→ 管理部生産管理課

INTERVIEW 13社員インタビュー

仕事内容を教えてください 工場の生産をスムーズにおこなうための司令塔であり潤滑油です。

私の所属する生産管理課は、お客様の希望する納期に合わせて工場の生産計画をたて、製造現場をサポートする部署です。製品の納期管理と組立部品の在庫管理を行い、その情報を現場に伝えて工程をコントロールする、いわば工場の“司令塔”と云えます。刻々と変わる製造状況の全体と細かい部分とをチェックし、適切な判断をしながら製品が計画どおりに完成するようサポートします。

プロスポーツにたとえれば、コーチ役でしょうか。

しかし司令塔といっても、私ひとりで采配をするのとは違います。プロスポーツのチームにたとえれば、広いフィールド(工場)にそれぞれの役割の選手(社員・従業員)がいて、監督のもとチーム一丸で必死にボールを(情報・製品部品)を繋いでいき、最後は“勝利”(完成・納品)を目指しますが、監督の下には専門のコーチが複数います。生産管理の仕事もそれと似ていて、課員はそれぞれレーザー・プレス・溶接・塗装・組立の各工程を受け持っています。私は「組立工程」を担当させていただいています。私がサポートするのは、全工程のほんの一部分。よりよいチーム(工程)づくりのために、同じ課のコーチたちと情報共有したり、選手の方からもフィードバックをもらったりしながら、私自身も日々トレーニング中です。

小松電業所に入社したきっかけを教えてください いろいろチャレンジさせるつもりだから。それは、本当でした(笑)。

大学の3年までは国語の教員志望でした。でも、このまま教員になって良いのかモヤモヤする気持ちがありました。社会のことを知るために一旦企業に勤めて、それから教員になるのもありかな?と考えて、大学の就活フェアに参加したのです。その時にお会いした採用担当のAさんが素敵なキャリアウーマンで、憧れてしまいました。「DENGYOは若い時から色々なことにチャレンジさせていく会社だから。」T総務部長の情熱的な言葉もとても心に残りました。そして実際に入社したら、本当にそういう環境がありました(笑)。

「三平方の定理」の知識って、役に立つんです。

新しい知識が増えることは単純に面白いです。文系の私は入社した頃、図面なんてまったく読めませんでした。最初に配属された営業課の研修では図形・図面の基礎から学びます。図面から部品の寸法を読み取らなければいけないのですが、その時に使ったのが「aの二乗×bの二乗=Cの二乗」の公式でした。中学校の数学で学んだ「三平方の定理」が社会に出て実際に役立つなんて、すごく新鮮な感覚でした(笑)。そうして日々のO.J.T.を通じて「製品の構造」や「製造の工程」が少しずつ理解できるようになり、お客様からお預かりした図面から見積りもつくれるようになりました。

やりがいを感じる時って、どういうときですか 知識をどんどん吸収して、現場のお役に立てたとき。

2年前に生産管理課に異動し、いまでは「新規製品の立ち上げ」も任されています。仕事内容は営業的な業務6割、生産管理の業務4割という感じでハッキリ線引きは出来ないのですが、営業の経験が生産管理で活かせていますし、そのまま「キャリアの幅」として自分自身の強みにもなっていると思います。常に状況が変化する製造現場では日々が勉強です。例えば購買課から「部品の納期が間に合わないから待ってくれないか」という依頼を受けて、組立ラインに調整しに行くと、まだ組まないからその部品は今すぐに無くても大丈夫だったりします。生産管理システムの「データ上」では「欠品」であっても、リアルの「現場」では「問題なし」ということが起こるのです。そしてそれは実際に現場に足を運び、自分の目で確認しない限り分からないことも学ぶのです。

組立ラインの目に見えない情報を“見える化”する。

このような「欠品対応」はほぼ毎日、起きます。そして様々な対応を通じて直接、組立ラインの方々の負担を最小限に抑えられることが、大きなやりがいです。たとえば現場の方から「〇〇の部品がいつもの材料置き場にない」と連絡がきます。現場の方にはその部品が①「在庫不一致によって無い」のか、②「すでに発注しているが納品が遅れている」のか、③「もう工場には届いているが材料置き場にまだ無い」のかが分かりません。①の場合は基本的に購買部に追加注文を依頼するのですが、全体的な出来高にまだ余裕があり③のように少しの間だけの「欠品」の場合は、状況に応じて納期を調整・変更します。そして本当に困った時は...「営業の仕事」として協力会社やお客様へ直接交渉しに参ります(笑)。

仕事で大変だったことや苦労したことはありましたか 最大のピンチ。救ってくれたのは、“DENGYO ONE TEAM”でした。

以前、モーターグレーダーという建機の運転台を新規に立ち上げるプロジェクトに携わったときに、社会人として一番のピンチを経験しました。製品化する前にまず試作品を作るのですが、組み立てには1,000点以上の部品が必要で多くの部品を外注しなくてはなりません。その部品管理の業務を任されていましたが、試作の途中に部品の手配漏れに気づき、部品が足りなくなってしまい、組立ラインが止まってしまったのです。万一、試作品の納品が遅れる事態となれば、ご発注いただいたメーカーに計り知れないご迷惑をおかけしてしまいます。まず、「購買課」がすばやく動いてくれました。イレギュラーな発注に応じてくださるかどうか協力会社に掛け合ってくれました。現場の「組立課」は部品が足りないところは後回しにして、出来るところから組み立てる工程の変更をしてくれました。「営業課」は試作品の納期をぎりぎりまで待っていただけるようお客様に交渉してくれました。こうしてなんとか“DENGYO ONE TEAM”の支えで、最大のピンチを乗り越えられたのです。

これからの目標を教えてください 同期と「30年勤続旅行」で北海道へ行くこと(笑)

もともと行き当たりばったりの面がある自分の性格を、あの時ほど反省したことはありません。事前準備不足もありましたし、製品構造や製造工程に関する理解も足りていなかったのです。その後、2回目のチャレンジとなった量産化時にはまた新たな課題が出てきましたが、これもチーム力で無事、乗り切りました。今後はもっともっと実力をつけて、今までまわりに助けたいただいた分、自分がまわりを助けられる・・頼りにされる存在になりたいと考えています。ところで私には同期が5名いるのですが、仲がとても良いのです。同期で集まった時は「みんなで揃って30年勤続記念旅行に行こうね!」ってよく話しています(笑)。だって会社から、勤続お祝い金5万円と特別有給休暇が5日間もいただけるんですよ(笑)。